ご挨拶


日本小児科学会静岡地方会は、約500名の勤務医や開業医などの会員で構成され、学術集会開催を中心とする活動をしております。学術集会は、昭和28年に第1回を開催して以来、現在では年に2から3回開催されております。主な内容は、各分野の第一人者による教育講演・特別講演と会員による一般演題発表で、同時に、若手医師の学術発表経験の場となっています。そして、感染症や予防接種などの一般小児科疾患、神経・内分泌・免疫アレルギー・循環器・腎臓・新生児・血液腫瘍などの小児専門領域疾患、さらには遺伝子解析研究など、多様な内容の発表が精力的になされています。また、多数の病院や開業医の交流の場としても重要な位置を占めています。学術集会開催の他にも、本地方会は小児救急や小児医療圏の構成などの多くの分野において重要な役割を果たしております。現在、本地方会ではメーリングリストなどを活用した効率的な情報共有・情報発信を推進しており、ホームページの充実も図っております。また、新型コロナウイルスの発生をうけてもオンライン開催を通して情報共有に努めています。今後、私たち日本小児科学会静岡地方会会員は、多くの関連学会、県・地域行政、教育機関等との密接な連携をはかり、静岡県の小児科学・小児医療に貢献したいと考えております。

日本小児科学会静岡地方会理事長 宮入 烈
2021年8月